豊後高田市の「昭和の町」とは、この町の商店街が元気だった昭和30年代の賑わいを蘇らせる
ために、平成13年より着手された町づくり。「昭和ロマン蔵」の他、昭和の面影が残る店が
点々と立ち並ぶ商店街がある。
かつて国東半島でもっとも栄えたこの町の商店街。大型店の郊外出店や過疎化によって、衰退
していった。町おこしを始めた当時、衰退のため建て替えができない昭和30年代以前の建物が
約7割も残ったままだったそうだ。
その逆境を逆手にとって中心商店街に、昭和30年代の町並みを再現させ、2006年には38店まで
拡大し、27万人もの観光客が訪れるまでになった。
アミューズメントなんじゃないかと思えるほど、リアルに昭和の店舗が再現され、営業している。
地方都市再生の成功事例として、全国から注目されているそうだ。